図書館職員

本館にはいくつかのルールがあります。

期限内に本を返却してください。

本を傷つけないでください。

本を盗まないでください。

本館の所有物を損壊しないでください。

館内で他者に害を与える行動は厳禁です。

貴方がルールを破ることは決して無いと思います。しかしもしもそれをしてしまった場合、貴方は拘束されます。そして図書館業務に強制奉仕することになるでしょう。時に数年間、時には数世紀の時間に亘って。彼らは刑期を果たすまで、奇妙でいて非人間的な形で拘束され、彼ら自身に与えられた新たな機能を果たしています。彼ら全ては焦げ茶色のローブで識別できるでしょう。彼ら奉仕者には多くの形態が存在していますが、最も出会う可能性の高い3種について説明しましょうか。

分類管理者
彼らは主に本館にある机に向かっているでしょう。彼らは物的な目を持ちませんが、目的の本が館内のどこにあるかを本能的に知っています。彼らはまた、図書館利用証を配布し、人々が持ち出した本を確認してそれぞれの本の現所持者の追跡を行います。あなたが机の後ろを覗き込んでみたならば、彼らが脚をもたないことを知るでしょう。代わりに彼らの体は、大理石の床に固定された椅子に直接接続されています。

案内人
本館職員として、最も一般的な存在である案内人は、管内全体を通して利用者を導きます。人々が求める本のありかを示し、同時に書架を巡回し規則違反が無いか見張っています。彼らは口に相当する器官を完全に欠いており、常に沈黙しています。彼らの左手は伸長する鎖に繋がれ、その先は決して消えることのない真鍮の角灯
へと続いています。

配架人
配架人は主に図書館の本を再配架する作業に従事しています。彼らは様々な部位から生える6-10本の腕と内反膝の脚、そしてずんぐりとした胴体からなる優れた"登山者"の体を持ち、梯子を必要とせずに最も高い棚まで登ることができます。彼らが地に足をつけていることは殆ど無いと言って良いでしょう。





  • 最終更新:2016-12-15 14:58:31

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