表題紙

ある晴れ渡った真夜中に、
二人の死せる少年が、戦うために立ち上がる
背中合わせに二人は向き合い
剣を抜いて、互いを撃った

一人は盲者、一人は唖者
そこで彼らは代理に審判を選ぶ。
盲者は美挙に臨み、
唖者は叫んだ "万歳!"と。

通りがかった麻痺した驢馬,
盲者の目を蹴り、
九歳の壁を貫き彼を殴り
そして彼らは乾濠で溺死した

聾者の警官が異音聞きつけ
二人の死せる少年を捕まえるためやって来た。
もしこの話を信じられないのなら
盲者に聞こう、彼が真に見たものを!






ある晴れ渡った真夜中に, 作者不詳

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過去というものは偶然の積み重ねだ。何時か何処かの瞬間瞬間にも、歴史の糸はどこか別の方向へ引き引かれていたかもしれない。ともすれば在ったかもしれない、或いは無かったかもしれない、そんな場所や組織について紡ぎ出そう。
このpromptのタグは"別世界線05."です。開始日はmarch 23rd, 2015です
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Click Me: 序文
"放浪者の図書館"は共同創作サイトです。それは世間の目から隠された世界中に点在する奇妙でいて素晴らしい場所を探る物語の蒐集陳列棚です。物語の中には、伝説や寓話の形をとる遠い過去の出来事も存在します。そしてそれ以外は現代の死角に紛れた物語です。基本的な前提として、私たちの世界にはまったく存在しないような奇妙な何かが存在します。いくつかは非常に危険であり、いくつかは単純に魅力的です。それらは総じて異常な傾向にあります。

ビッグゲームハンターは異世界に狩りを追求しているでしょう。

怪物どもは身を隠すために塵芥の欠片を掻き集め、路地や廃材置き場に隠れ住んでいるでしょう。

そこにはあなたが思い描くすべてがあるでしょう。

それはつまり、私たちが知覚する世界より大きなそれの存在を意味し、物語はうまいことセンス・オブ・ワンダーを喚起する必要があります。本図書館の世界において、これらの不思議は巧妙に隠されていますが、決して遠いものではありません。しかしこれは、私たちの世界よりも危険な世界であり、どちらが完全で安全であるという優劣など無いということを決して忘れてはなりません。心に留めておいてください。


































管理 中枢


  • 最終更新:2016-12-15 11:45:34

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